「てるるウキ」の標準装備が変わりました  脚の先端の輪っか

製作編が無事終了したので、日本人お得意の「KAIZEN」に着手いたしますた。

今回の改善点は「脚」=フット 部です。



脚の先っちょの輪っか部分です。拡大すると



こんな感じですね。これまでは「安く」て「早く」て「簡単」で「工具も特に要らない」ところに重点を置いて、「必要かつ十分な性能」でやっていましたが、別に工具もないわけではなし、改善できるのに改善せずに放っておくのもなんなのでちょっと手間をかけてみました。

先端の金具もウキ本体と同じマルシン漁具の金具です。3種類あるうちのLサイズで脚部も1.8mmのステンレス棒に替えてあります。

従来の天秤の脚を切って流用する方法は単に先端の輪っかが欲しかっただけなので、これが本来の作り方と言えばそれだけのものですが、あえて替えたい理由というのは

 1.コスト 天秤流用だと一袋3本入りで¥180 片方の輪が大きいのをガマンすれば脚が6本とれるので@30 まあ悪くはないのだが、ステンレスの棒だけならばφ1.8mmのものが5本で¥250 1本から3本脚がとれるので全部で15本 @15 これにステンレスの針金で作った輪っかをロウ付けすればまあ@20以下。で作成可能。
ただし今回は既製品のウキ用金具をつけているのでこれが@50 なので逆に20エンほどのコストアップになっております。先日のウキのトップを既製品のゴムハカマからシリコンチューブに替えたコストダウンがー@30くらいになっているので、トントン以上ではあるのだが一応どんなものかと試してみることにしました。
というのもこのこの金具は受け口が筒状になっているので、ステン棒との接続はちょっとハードルの高い「銀ロウ付け」を無理にしないでも、エポキシ接着剤でも十分な強度が得られるはずなので、その可能性検討のためにいくつか試作してみました。結論はそれで十分ということなのですが、ロウ付けもしてみて感じたのがステンレス用のハンダというものが案外扱いにくく、100Wのハンダこてを使ってもなかなか溶けず温度が上がると突如サラッと溶けて流れるというもので、しっかり接合しようとしてそこそこハンダを乗せて熱していると、結構思わぬところまでサラサラ流れてみたりして、せっかく先端の輪が回る構造になっているところまでロウ付けして固定してしまったという失敗が結構たくさん出ました。接着剤でも同じ失敗が出る可能性はありますがハンダと同じようにきちんと傾けて気をつけてやれば突発的な失敗は起こりにくいだろうと思います。まあ道糸とはサルカンを使って接続するので、特に元々あまり回転性が良いとも言えない先端がクルクル回る必要性は全然ないのですが、折角の構造なのでちょっともったいないなと感じるだけのことです。次回ロットではステンレス針金を輪っかにしたものをロウ付けして使おうと思います。

 2.強度アップ 従来のテンビン針金はφ1.4mmくらいで、まあそれでも強度は別に問題はないのですが時に力をかけると曲がったりしやすかったので、φ1.8mmと太いステン棒にしました。なんとなく丈夫になりました。丈夫になったメリットは特にないと思います(笑

 3.バランス校正 前のままでも別に問題はないのですが、脚の部分の質量が増したことでややバランスが全体均一に近づきました。とはいえ、ナマリの移動による重心移動システムなので飛行中の空力重心はあまり変わらないし、自立後のメタセンターもあまり変化はないとは思います。ただトップ部に突き抜けている部分の質量が増加するので、水上部分のトップの比重は増加するはずで、アタリの表現=感度=沈む力はアップしていると思われます。ここが一番の変化だと思われます。

 4.仕掛絡みの低減化 実はこれが一番の狙いです。小型自立棒ウキの最大の弱点が、この仕掛けの絡みです。振り込み方の工夫やら、仕掛バランスの工夫やらでかなりの低減化はできるものの、ど遠投したり風の向きだったり幾つかの理由で絡まることがどうしてもあります。その場合に 1.脚が太いと絡まりにくい 2.脚が太いと絡まっても解けやすい 3.足の先が細いと絡みが解けやすい という性質があります。つまり小型棒ウキの足の理想型は「峯ウキ」のような上が太いテーパー状で先端がもっとも細くなっているロートのような容の脚です。さすがにそこまで造形をするのはハードルが高いので、せめて先端の輪っかだけでも少しでも小さくしたいという考えです。ちなみに市販の小型棒ウキでせっかくの太い脚部を下にいくと膨らませている形状のものがありますが、おそらく潮乗りと風姿勢をよくするための工夫なのでしょうが、そのためのデメリットもかなり大きいのではなかろうかと想像します。なのでそこは私は避けたいアプローチでした。

ということで、多少の改善を試みてみました。金具を使うのであれば、ややハードルの高いロウ付け作業はなしでもいけますので、手間はわずかながら増えますがお好みで試してみるのもよいかと思います。ちょっとだけ見た目がよくなります。

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