ウキの浮心について考えてみる その2

丹羽ウキの他にウキの浮心についてこだわったウキが市販品の中に見あたらないようで、これはどうも寂しいものだと思っていたら、ありますた!

回転ウキ  「グレコウキ」 http://gureko.jp/

カッチョええです。回りながら輝いております。なんか1粒で300メートルくらいいけそうな勢いのウキです。イイ(・∀・д・)クナイ!

どれどれちょっと見てみましょう。

ふむふむ

こちらでは「超高重心」と表現されていますね。ちょっと違うような気がしますが、まあ気持ちはわかります。浮心と重心が上部寄りということなのでしょう。

その特徴は

◎高重心ウキの紹介

1.超高感度

2.抜群の遠投性

3.優れた視認性

4.振り子の原理

5.ウキの材料


だそうです。うーん、まあ特徴って言えば特徴なのでしょうが、4と5は高重心がもたらす特徴というにはおかしいような・・・まあ、いいけど。 てか、最初の3つも他の高重心でないウキも歌い文句にしているところを見るとそもそも高重心とは直接的な関係がないような気も・・・・まあ、いいけど・・・


なんかいきなり眉唾っぽい雰囲気がねっとりと濃厚なんですが、なにぶん珍しいネタですのでもう少し見てみましょう。幸いとても親切なことに詳しい解説をあげてくださってます。ひょっとしたら良心的なメーカーなのかもしれませんw


まずは「その生い立ちから」ちうのが、なんかN国党とかいうポット出の政党にぶっつぶされる運命にある某TV局の「ファミリーヒストリー」っぽくてココロ惹かれますので丸っとコピー

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◎生まれたワケ(こうして高重心浮きウキは生まれた)

柳富雄氏 マルキュー:フィールドスタッフ、京都磯釣りクラブ:会長
環付きウキ・浮力ゼロで真ん丸にこだわりを持ち、自作浮きで大きなグレ・チヌをコンスタントに釣り続けておられる。(特にタフなコンディションを克服されている)
その柳氏の浮きをヒントに、実釣に継ぐテストを重ね完成したのが高重心ウキである。今現在、柳氏も実際にグレコ浮きを愛用されています。
丸ウキ
丸浮きは対象(四つ切りにすると均等)であるため、どの角度からもバランスがよく波乗りも抜群である。しかし、水中での抵抗が高いのが難点である。

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なるほど。要約すると「偉い人が真ん丸ウキでたくさん釣って、それをヒントに完成したのが高重心ウキなので黙れ!」と・・・・真ん丸ウキで高重心にするとあっさりクルリとひっくり返るはずなのだが、水中の抵抗が高い難点を克服するため細長くしたというロジックなのかな?うーん、ますます眉唾色が強くなってきた・・・・


でもまあ珍しいネタなのでもう少しガマンして他のページも見てみましょう。


おお!知りたいことど真ん中の解説ページがありました!

すばらしい! これも丸っとコピーします。


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当社比較結果

比較表

数字の羅列のようになりましたが、最終結果は四角で囲まれた水色のものです。
【注】ウキ全体の体積を100cm3としているため、実際の体積とは異なります。ただし、密度(比重)に関しては資料の値を用いました。
ウキが傾いたときのベクトル和は明らかに低重心の方が大きな値となりそれだけ大きな力が働くことがわかる。一方、当社の高重心ウキはそのベクトル和が小さく大きな力が働かないことがわかります。つまり、ウキの復元力が小さいため、違和感なく魚はエサを口にすることができるのです。

◎異なる視点で他の例を挙げてみましょう
四角い和凧を思い浮かべてください。凧の中心から1本だけの紐で支えるのが低重心ウキに相当し、凧の四隅から4本の紐で支えるのが高重心ウキに相当します。というのは、空を飛んでいこうとする凧を1本の紐(鉛のおもり)で大きな力で引っ張るのが低重心ウキであり、4本の紐(黒檀のおもり)で力を分散させて引っ張ろうとするのが高重心ウキに相当するからです。
お分かりいただけましたか?

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なるほど! アルキメデスの原理がベクトルですか! そうか!・・・すいません・・・さっぱりわかりません。エサを食うサカナにすらベクトルが感じられるというのに、もしかしてわたしはバカなのでしょう。。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 


しかしこのままではあまりに悲しいので、わたしの小学生レベルの頭脳でちょっとじっくり考えてみましょう。そもそもこのデータは仮定のものなのか?実測値なのか?

ナマリが55gか・・・1号の鉛のオモサは3.75gなので、55gの鉛というと14.66号くらい。ウキ全体で97.5gというと26号相当。カゴ釣の発泡ウキよりもまだデカイということは普通のフカセウキではありえないので、これは仮想データなのだな。


そうするとこの仮想データで説明できることは・・・・すいません。やはり何もわかりません。。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン


てか、これ何を説明したいんだ?復原力? そもそも字が違うし。「復元力」ではなくて「復原力」。それに復原力をベクトルで計算するのであれば復原力が鉛直方向のベクトルってことはあり得ない。図示されたウキの形状からみてスプライン関数のような単純な式で得られる形であるとしても、体積の計算には積分計算が必要なはずだが特にその説明もない。それに重心点と浮心点の座標がわからない、てかそもそもそんなこと書いていないのだがメタセンター高がでていないのになんで復原力の計算ができるのだ? 復原力+沈下負荷の合成ベクトルを咥えて感じ取るサカナよりももっとバカな人間にもわかるように解説してくれ。


ということで、この「グレコウキ」。 説明は全くのデタラメでインチキだと思いますが、実際にはこのウキは結構よく釣れる高性能な良いウキだと思います。(爆)

はなはだ無責任な推測ですが、その理由は以下。

1.最大の理由である「高重心」。むろんそれだけが理由ではなく併せて「高浮心」でメタセンター高が小さいため復原力が弱く、「振子の原理」とメーカーさんが言っている引かれた方にすっと向いてそのまま沈んでいく性質が強いと思います。

2.結果として「高重心」を実現している材質の性質で、下部が「黒檀」上部が「桂」の木は「桐」に比べて硬い木なので丈夫。

3.形状が適当 何が「適当」か?という問題はあるのですが、経験則で導き出されたドングリウキの形状の中で極めて標準的な形をしている。

4.トップの色が赤 帯の色が白。アホみたいな話ですが実際よく見える色です。


反面「それおかしくね?」と思えるところは

1.感度 ウキの感度の定義がまたいろいろ揉めるところなのですが、「よく沈む」というのであれば最初から「浮力」を小さくしておけば済みます。重心は関係ありません。「浮力がマイナスのウキ」なんぞに至ってはサカナが引かなくても沈みます。ひどい話です。「より小さなアタリを表現する」というのが高感度というのならば、遠矢ウキのような極細流線型のウキがはるかに高感度です。また棒ウキならば「一節だけ押さえる」というアタリも表現しますし、「傾きが変わる」とか「振れる角度が変わる」などという表現もします。このウキのよいところは「引く方向にほぼ無抵抗で向きを変えて、そのまま沈んでいく」ために「くわえて引き込む力にあまり変化が起きない」というところだと思います。

2.遠投製 これはむしろ普通の「低重心」ウキのほうがよいはずです。理由は「投げて飛んでいっている途中は空中にある」からです。意外に当たり前?w 単純に重心が前にあるほうがよく飛びます。ただし実際にはウキは仕掛けと道糸を後ろに引っ張って飛んでいくので、いわば吹流しをブラ下げたオモリみたいな飛翔体なので事実上(空力上)の重心位置はずいぶん前によったのと同じ効果がでますので、普通のウキとほとんど変わりは感じられないはずです。よって理論的には「少し劣る」ということになりますが、事実上は「全く同じ」ということだと思います。

3.視認性 単に色の問題です。別に重心位置は関係ないです。まったく。ただし近視の目には赤がよく見え、遠視の目には青がよく見えるらしいです。また、水中のものは明るい色のほうが上からはよくみえるので黄色とか黄緑色とかがよいでしょう。



ということで、お笑いとともにいくつかの考えさせられるネタを提供してくれた「グレコウキ」オススメ?です。


このネタはまた つびこんてぬにしておこう。






 


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