あんまり頑丈でもなかったリョービのリール Ryobi Ixorne 1500i

今は無きリョービのリール Ixorne 1500 をオクで格安にポチしますた。
今でも割りと人気のある機種で、もとは Zauber VS1500i というリールをルアー専用に色を少し黒くしてベアリングを1ケ増やしスプールをカーボンスカートにと高級化した代物です。


「淡水使用で割りに程度良し。シャリ感なし」ということでしたが、受け取ってみたらどうもシャリ感がある。で、オーバーホールしてみますた。



ダメですね。RFO(ロータリー・フラット・オッシレーション)の駆動ギヤにあたるところのメインギヤ(ハイポイド・フェース・ギヤ)の根元のギヤ部分の歯が欠けている。



出品者の評価もかなり良く、悪意はないのだろうけどこれは完全にジャンク。NCNRだがまあ替スプール程度の値段だったので別に構わないのだが、これのスプールはライン・ストッパー付いてないんだよね(^^;)

実は半年ほど前にもこれの兄弟機種の Zauber VS-1500i の完全ジャンク品を替えスプール目当てにゲットしていたのでメインギヤのドナーとして思い出して取り出してみると・・・



こちらもギヤの同じところが完全に飛んでいる。このときは元々オッシレーションが動かないジャンクということで、分解してみたときにオッシレーション・カムギヤのシャフトがついている台座が剥離していたので、「ああ、これか」と簡単に見ただけでジュラコンのたまたまの不良かぐらいに思っていたのだが、今回取り出してみて驚いた。こちらはギヤが全周完全に飛んでいる。あまりに丸くなっていて欠損気がつかなった・・・キャブクリーナーで劣化グリスを吹きとばしたときに欠けた歯も一緒に吹きとばしていたのね┐(´∇`)┌

ということで結論。リョービファンが今でも口にするほどに丈夫じゃないです。リョービのリール。少なくとも イクシオーネ、ザウバー、アプローズのこのシリーズ(XS,VS)においては。あるいはたぶん同じ構造同じ部品のメタロイヤルのレバーブレーキシリーズも。

ワインディング・オッシレーション中に過大な負荷をかけると、このオッシレーション機構に負荷が全部伝わり結果ギヤの欠損が生じます。ときにブログなどで突然回らなくなったがバラして注油したら直った理由は不明などあるのは、この欠けた歯が噛み込んで動かなくなったのが、注油で屑がはずれて欠損ギヤの数も少ないのでオッシレーションがカクついているのに気が付かないだけのことです。しかしこれは明らかに構造的な弱点です。過大な負荷でなくとも巻上げ時にはオッシレーションに負荷も当然にかかるので、いずれはこの部分のギヤが一番に欠けます。負荷に対する設計強度が完全に不足しています。メインのギヤですから交換部品がなければどうにもなりません。

ということで、個人的にはこの Zauber のくびれたボディ・デザインが好きで、オクなんかで割りとたくさんポチしてきたので、現在たぶん10台近く保有していると思います。一生使えるかなと思っていましたが、これはたぶん今後順次お陀仏していく個体がでてくると思われます。共食い整備でどこまでもつかな? あるいはアプローズあたりの安いのがあればドナーで確保しておくべきかな。

いずれにしてもリョービのリール。少なくともこのシリーズに関しては中古品には手をださないほうがよろしいようです。しかしリョービってのはダイキャスト製品の信頼性が高いのがウリのメーカーだったのだが、これじゃあ全然だめポよ。釣具に続いて電動工具も京セラに売払ったみたいだけど、あんまりお先が明るくないのかねえ・・・・







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